硫酸銅めっき(プリント基板用)のハルセル試験で、平均電流密度を変化させた場合の電流分布の変化を調べています。カソードの電流−電位曲線は非線形の ターフェル式を用いており、繰り返し計算が必要です。 さらに、おのおのの平均電流になるように総電流も収束させる必要があり、この二重の収束を一度に行っ ています。カソード要素に属する節点に、銅の材料特性値とめっき皮膜の成長方向を指定しさらに、めっき時間を設定することにより、求めた電流密度から皮膜 の膜厚まで算出しています。合金組成計算の事例も入っていますので、非線形関係の定義方法、合金組成のデータの与え方などを参照してください。 |
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●解析条件
●平均電流密度とめっき時間
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カソードの電流分布 |
カソードの膜厚分布 |
成分1の析出比率(y)と電流密度[A/dm2](x) |
成分2の析出比率(y)と電流密度[A/dm2](x) |
平均電流密度 0.5A/dm2 |
平均電流密度 1A/dm2 |
平均電流密度 2A/dm2 |
平均電流密度 3A/dm2 |